前回の記事で紹介しましたように、電気石とガーネットが見つかりました!果たして種類は何なのか!?
前回の記事→売木村へ!鉱物ドライブ①
電気石を紹介
前回も写真で少し紹介をさせて頂きましたが、電気石とガーネットが採集できました!電気石は見た目は真っ黒なので鉄電気石と思われます。しかし・・・
電気石は最大でも太さが3ミリ長さは15ミリ程度です。ただ、石英中に結晶が埋め込まれており、石英を上手く割ると結晶や結晶の頭もはっきりと現れます。写真は標本の例です。白い石英中に黒い結晶が大量に含まれています。
産地に落ちて頂き石を家で泥を落とした標本の外観である。最大で太さ3ミリ程の電気石が含まれている。
標本をもうひとつ!電気石を含む石英を割った標本。長い電気石の結晶が含まれていた。結晶面もきちんと現れている。
電気石の考察
見た目は真っ黒な電気石なので鉄電気石かと思われますが、実際の成分や結晶構造を調べるまで、何電気石かは決定出来ません。
電気石の種類を簡単に紹介します。
鉄電気石:鉄FeとナトリウムNaを含む
苦土電気石:ナトリウムNaとマグネシウムMgを含む
リシア電気石:リチウムLiを含む
石灰苦土電気石::カルシウムCaとマグネシウムMgを含む
灰鉄電気石::カルシウムCaと鉄Feを含む
では今回採集をした電気石に含まれる成分は?なんとマグネシウムMg>鉄Fe>カルシウムCa≧チタンTiを含んでいた!特筆すべきはTiである。
トップ2の成分からすると苦土電気石かと思われますが、チタンTiの扱いが分からない。Tiは不純物なのであろか?きちんとした評価が必要である。そもそもTi自体が珍しいと思う。
知り合いづたいで、地学学科の教授に評価を依頼出来ないか?その結果が出るまでは売木の電気石は分類を控えたいと思う。
採集したガーネットも紹介をしておく。真っ黒な見た目で大きさも3ミリくらい。地味な標本である。
ガーネットにつても続いて成分評価をお願いし、紹介を出来ればと思う。いずれにしても、思わぬ棚ぼたなのか勘違いなのか?続報を待って貰いたい。
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