続きを書こうと思いながら、日にちが空いてしまいました。なんだかんだ忙しい日が続いてしまいました。渥美半島の情景を思い出したがら、続きを書きます。
前回記事はこちら→ゆったりと三河の旅!奥三河から渥美半島まで
豊橋から渥美半島へ
豊橋から渥美半島へは国道259号線を進むのが便利ですが、今回は県道42号線を進みます。
渥美半島は堆積岩により形成されており、砂岩や泥岩、チャートや石灰岩を含みます。実際、42号線を走りながら海岸へ降りると、太平洋の荒波に侵食される崖が目立ちます。太平洋の荒波が打ち付ける渥美半島があと何百年存在しているのでしょうか?
半島の先まで行くとチャートなどの硬質な堆積岩が有りますが、半島の付け根は写真のよう。剥き出しの柔らかい堆積岩が遠州灘の荒波と強風で侵食されています。
このような写真を見ると渥美半島は起伏が激しいと思われますが、実際は遠州灘側は崖になっているものの渥美半島の大部分は平たい台地となって、豊かな農産物の産地となっています。特にキャベツの生産高は大きく、キャベツが旬を迎えると、道の駅や農産物直売所では新鮮なキャベツが安く買えます。ちなみに、軽トラの荷台から落ちたキャベツが道に転がっている事もあります。
渥美半島で化石を探す
久しぶりに化石採集をしました!先にも書いたように、秩父帯の堆積岩類がメインで、鉱物らしい鉱物は採れません。その為、渥美半島は化石採集がメインとなります。
先の太平洋側の崖を形成する泥岩や砂岩を割ると化石が入っています。今回は豊橋野外教育センター近くの崖下の転石の化石を観察しました。今回、化石を観察した崖はこちら、泥岩質の露頭が荒々しく崩れています。
観察が出来た化石を一挙に紹介します。先ずは貝殻の化石!と言っても断面。大きさからしてアサリとかハマグリでしょうか?
次はアーモンド!?ではなくこちらも二枚貝の化石。1センチくらいの小さな化石でした。
最後に一番見栄えのする化石、広葉樹の葉っぱの化石。葉脈も比較的にはっきりしています。
いずれの化石も泥岩なので、非常に脆い!持ち帰りの間にバラバラになるので、きちんと新聞紙などを持って行くことをおすすめします。
貝殻から葉っぱ化石まで見つかることから、昔の渥美半島も豊かな森と水産資源に恵まれた土地だったのでしょうか?今回も良い採集旅行でした!
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