実家の倉庫に積み上げてあるコレクションの一部を整理しました。かなり昔の標本です。当時は無欲だったのか余り多くは持ち帰らず、標本用に数個と言う感じで持ち帰り保管してました。今思えばもったいない!
しかし、きちんと採集日や場所がラベルや箱に書かれている点は、我ながら流石である。鉱物標本のひとつひとつを手に取ると見つけた時の感動が蘇る。今では絶対持ち帰らないような小さな水晶も、大事に保管されているのは涙ぐましい。
洞戸鉱山の鉱物達
鉱物標本の多くは菓子等の空き箱に入って保管してあった。やはり一部の金属鉱物等は湿気によりバラバラになっているものもあった。
写真は洞戸鉱山の鉱物標本箱の一部である。現地(鉱山跡)ではほとんど採れなくなった透輝石の単結晶やコバルト華、異極鉱や灰鉄柘榴石の結晶が入っている。ピックアップはあえての紫石英である。紫水晶は見つける事が出来なかったが、濃い紫色の石英塊を見つけて喜んだ記憶がある。
思えば、あの頃は岐阜のバスセンターからバスに揺られて、何度も洞戸まで行ったものだ。たぶんバス旅だったから大きな石は持ち帰らず小さな石を大切に持ち帰ったのだろう。しかし、岐阜駅の近くのおにぎり屋の天むすは旨かったなぁ。
鉱物標本をピックアップ
その他にも、平岩鉱山や春日鉱山、田口鉱山、恵比寿鉱山の鉱石が保管されている。今では絶産や立ち入り禁止になった産地もある。幾つか見栄えのある鉱物をピックアップで。
先ずは平岩鉱山。蛍石で有名な産地であるが今は立ち入り禁止になっている。最後に行った時は山蛭だらけで萎えた記憶がある。当時はズリに幾らでも蛍石が落ちていた。写真は蛍石の塊と氷長石の結晶。
続いて金生山の方解石結晶。化石の山として有名であるが、石灰岩中に方解石の結晶がたくさんあった。当時は大垣に住んで居た事もあり、自転車で金生山まで行き、化石や鉱物を集めたものだ。
鉱物標本の紹介はこれぐらいで。本当は今住んでいるマンションに持って行きたいが狭いので諦めましょう。
次は化石の標本でも紹介しようと思います。
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