訪問日:2019年5月26日
岐阜県の山の奥、旧春日村、現揖斐川町の春日鉱山に鉱物採集に行って来ました。行く気は無かったのですが、大垣のディーラーで車検を出したところ夕方まで待ちぼうけになるとの事でしたので、代車に乗って行って来ました。
春日鉱山の位置
春日鉱山への行き方です。
1,名神高速大垣インターより国道258号線、国道417号線を揖斐川町方面へ北上
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2,下岡島の交差点を左折し県道32号線へ、道なりに進むと左手に粕川が見えて来る
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3,春日小宮神の集落を越えると道が狭くなる。左手に春日鉱山と書かれた看板を過ぎ暫く進むと、右手に鉱山施設の廃墟が見えてくる。
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4,さらに100メートルほど進むと右手に鉱山の露天掘りの跡の崖が見えて来る。鉱物産地はこの崖の道を挟んで反対側の渓谷の河原である。参考地図の美束区画が目的地である。
河原への降り方は、露天掘り跡の数メートル先にガードレールの切れ間があり、そこからコンクリート製の小道が県道から河原まで続いている。この小道は落石も多いく、足元も滑り易いので注意をしてください。また、美束坑跡の鉱山施設は立ち入り禁止であり、無断で立ち入るのは危険である。
美束の工事現場と粕川の露頭
粕川に降りる前に美束の露天掘り跡を見てみようと思ったのだが、何と、道路の拡張工事をしており、工事事務所の用地になってしまっている・・・。お陰で車も停められず、少し離れた道脇の広場に停めた。
そこから100メートルほど歩いて露天掘りに向かうので有るが、道路を行く車とバイクからの目線が痛い。そりゃハンマー片手に山奥の道を歩く何て、完全に変質者・ヤバい奴である。
道路拡張工事現場の様子である。真っ白な結晶質のドロマイトまたは石灰がたくさん転がっているではないか!ただ、いろいろ厳しい昨今、工事現場に立ち入り禁止の看板は無いが、立ち入るのは我慢我慢。道沿いに転がるドロマイトの中に塊または脈状の黒い部分が含まれており、しっかり探せば何か有ったのだろうか?
続いてコンクリートの小道を下り、粕川に下る。粕川の河原にも白っぽい転石が大量にある。先ほどと同じで主にドロマイトや石灰が結晶化した、苦灰石や方解石である。
以下の写真は河原の様子である。水の流れはやや激しいが、人里離れた山の中で、水辺でゆっくりするのも悪くない。鞄を下ろしてまずは一服、休日は良いなぁ。
産地紹介はここまで、実際の産状はまた次の記事で紹介します。
次の記事→地味だけど面白い?春日鉱山の鉱物②
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